HSPとは?…特徴と向き合い方

知識の広場

HSPとは[Highly Sensitive Parson]のことで、外界や体内の刺激に敏感に反応する気質を指す心理用語です。よく病名や症状を指すものだと勘違いされがちですが、HSPは病気ではありません。

日本ではよく「繊細さん」と呼ばれたりします。

HSPの気質を持っていることで生きづらさを感じている人、身近にHSPの人がいて理解して寄り添ってあげたいと感じている人、私と一緒に向き合って考えてみましょう。

今回はHSPの特徴と向き合い方について私なりに考えてみましたので紹介します。

HSPの特徴

HPSには一般的にこんな特徴があるとされています。

〈Depth of processing〉物事を深く考えて行動する

・一を聞いて十のことを理解できる

・多彩な観点から物事を考えられる

・徹底的に調べることから知識量が多い

〈Overstimulation〉過剰に刺激を受けやすい

・人混みや大きな音が苦手

・友達との時間は楽しいものの気疲れする

・芸術や音楽に触れると感動しやすい

・人の些細な言葉に傷つきいつまでも忘れられない

・繊細なことに過剰に驚いてしまう

  〈Empathy and emotional responsiveness〉共感力が高い

・他者との心理的な境界線が薄く、他者の感情から影響を受けやすい

・人が怒られていると自分のことのように感じて傷つく

・悲しい映画や本などの登場人物に感情移入して、号泣する

・人のちょっとした仕草、目線、音声などに敏感で機嫌や思っていることがわかる

〈Sensitivity to subtleties〉些細なことに気づきやすい

・身の回りの環境の変化に気づきやすい

・強い光や日光のまぶしさなどが苦手

・カフェインや添加物に敏感に反応してしまう

・肌着のタグやチクチクする素材が気になってしまう

HSPとの向き合い方

HSPと向き合うためには自己理解・自己受容が重要です。

・苦手と感じやすいものや環境を理解し、距離をとる

真面目で誠実なHSPさんは苦手なことを克服しようとつい我慢をしてしまいがちです。人は誰しも苦手なことがあり、努力をしても克服できないことがあります。辛いと感じたら頑張らずにその場を離れましょう。自分の苦手なものや環境を理解し、意識的に避けることでストレスを減らせるはずです。自分を守ってあげてください。

・長所として生かせる場面もたくさんある

生きにくいと考えがちなHSPですが、周りを見渡すと特性を生かせる場がたくさんあります。人から褒められたこと、苦痛を感じずにできることなどをヒントにどんな場面で自分の特性と生かせそうか考えてみましょう。

HSPは個性です。自分の認めてあげることであなたの心が軽くなりますように。

コメント

タイトルとURLをコピーしました